20代後半の方にスタートアップキャリアがおすすめな理由

キャリア

20代中盤でキャリアに悩む理由: https://startup-life.info/?p=48

でも紹介したとおり、20代は覚えること・考えることが多くキャリアにも悩みやすい時期かと思います。
本記事ではそんな20代中盤〜後半の方に向けてスタートアップでのキャリアがおすすめな理由とどんなスタートアップ企業を選ぶのが良いかを紹介しようと思います。

スタートアップキャリアを形成する魅力

最初にスタートアップでキャリアを形成する魅力をご紹介します。

魅力としては端的に下記の5つあります。

  1. SO(ストックオプション)や生株で上場まで行ければ富裕層になれる可能性がある
  2. 将来的に経営幹部になれたり、起業をする場合会社・組織の作り方を学べる
  3. 最新の技術やサービスに触れる機会が多いので市場価値が高まる
  4. 調整に頭を悩ませる機会が少なく、仕事・成果に集中しやすい

1についてはよくある話でご想像の通りです。(会社員でも上場できれば上がれる可能性があります)
4についても新しい会社であることが多いのでいろんな負債が少ないです。

2については経営幹部として将来活躍したい方はもちろんですが、起業したいコネ知識もないような方には特におすすめです。何もない状態で起業してうまくいく人も中にはいますが、試験勉強なしで4択問題を解くようなものなので、失敗する確率が高く、起業で大きく失敗すると再チャレンジが難しくなる可能性があるので、近くで起業家や経営陣の振る舞いを見れるのは、自分の起業時に絶対活きます。

3については新しい技術やサービスを当たり前のように利用するので、他の企業と雰囲気が似て、必然転職がしやすく、経験も活かせるので年収も上がりやすいです。

20代後半でスタートアップに行くのがおすすめな理由

では本題のおすすめな理由を列挙していきます。

1. 体調的に元気であるため

スタートアップに転職するとなるとそれなりに負荷がかかったり、頑張らないといけない時があるので、体力的にタフであることは有利です。

長時間労働は推奨されない昨今ですが、成果を出すために長時間働くことができるというのは私は武器の一つだと思います。
30,40代になってくると体にガタが出始めたり、前ほど体調的に長時間働けなかったりしてきます。
そのため、20代の体力があり、元気な体は資産なので、その強みを活かし、大きな成果を上げるというのは20代が取れる戦略の一つです。

ちなみに、この戦略は選択できる期間を少しでも伸ばすためには、若いうちであっても健康管理は重要項目になります。

2. 早いうちに自分の実力を把握できるため

20代は自分の万能感が強いため、自分の能力以上にできると言ったり、思ってしまったりして実は信頼を失ってしまうことがあります。
自分ではできると思っていても相手の期待する水準に届いていなかったということはよくあることで、これに気づかずできると言ってしまうと信頼を下げます。

ただ、20代のうちは信頼を損なう場面であったとしても、若手だから仕方ないと許容してもらえることがままあります。
そのため若さとバイタリティを活かしてガンガン突っ込んでいくことで、気づいたら信頼と実績を積み上げることができていて、スタートアップだと責任と裁量が重たい分それに気づけるのが早いです。

3. スタートアップと大企業でそこまで給与差がないため

これは意外かもしれませんが、20代中盤から後半くらいであれば、大企業で出世していくのとスタートアップに転職するのでそこまで給与差が乖離しないことが多いです。

20代というのは良くも悪くも得てる経験がそこそこで、能力が重視されるためあまり差が出づらく、教育コストがかかってない分スタートアップで転職した方が給与が伸びると言ったケースはよくあります。
(20代だと頑張っても1000万以内くらいのことが多く、最近の特にミドルクラスのスタートアップであれば20代の若手に1000万の報酬を出すことも少なくない印象です)

もちろん大企業で出世していればもっと給与を伸ばせる人もいますが、30代に大企業で報酬が高くなるとそれに伴い得れる経験に偏りが出てきてしまうため、転職市場でのポータビリティが下がり、転職時に大きく給与が下がる傾向があります。

4.経験値が上がる(人として学ぶ機会が多い)ため

スタートアップだと特定の専門領域に対して、大企業ほど特化することができないかもしれません。一方で、バランスよく色んなことをこなしていく必要があるため、様々な仕事や経験ができます。

特定の専門領域に絞り、その道のスペシャリストとして極めたいというタイプでなければ、スキルや経験のバランスは重要で、スタートアップだと深くなくても広く経験を積める機会が多くあります。
特に経営層としてのキャリアを歩む場合人間関係の経験は大事になり、顧客や部下、株主など様々なステークホルダーと関わる機会が早いうちに得れるのは貴重です。
経営の仕事に近づけば近づくほど、人間関係の振る舞いや対処(人間力)が求められる場面が多い印象が私はあります。気まずい状態でもうやむやにせず対処する必要がある場面などもあります。(接待の宴席で先方に不祥事を起こされたり、人は良いのに能力が足りない部下に戦力外通告をしたりといろいろありました)
そういったスキルは転職や評価などには上がってきませんが、世を渡ってく上で一番大事だったりすると個人的には思います。(人としての厚みが出る)

5.成果・実績を出せるため

20代だと所属や職種、年収などで評価されることが多いかもしれませんが、30代以降はどのような実績や成果が出せてきたかが市場価値や社会的信用度に繋がっていきます。
実績があれば、オファーがかかりやすくなり、年収も増やせ、新しい挑戦ができ、さらに実績が積み上がるという好循環に乗りやすくなります。
スタートアップは会社としても目立っていく必要があり、アウトプットの機会が多いので基礎スキルの身についた方が活躍する環境として最適です!

ちなみに実績を客観的に測る方法の1例をご紹介するとGoogle検索で名前を検索すると分かりやすいです。頻度は会社にもよりますが、仕事で活躍している人は何かしらの形でネットに名前が上がることが多いです。(担当者、責任者、参列者、インタビュー記事など)

また、社会的信用についても補足します。これは特に融資を引く際に重要性を感じると思います。ローンを組まないのでと軽視する方も多いのですが、それ以外にも将来的に独立して事業融資が必要なときや、資産に余裕が出て不動産投資するとなった際にも関わってきます。信用度が高ければ大きな融資を引くことができ、より大きな選択も可能となるので、日々積み上げていきたいものです。

まとめ

本記事では20代後半の方のキャリアとしてスタートアップでのキャリア形成の魅力とおすすめな理由についてご紹介しました。

一般論的な話ではなく、私の経験に沿ったできるだけ具体的な持論でご紹介したつもりなので、ぜひ今後の参考にしていただければと思います。

皆さんがスタートアップに踏み出すきっかけになり、日本のスタートアップが成長し、産業が少しでも盛り上げるのに貢献できたら幸いです!

コメント

タイトルとURLをコピーしました