本記事ではスタートアップで働く魅力についてゆるーくご紹介できればと思います。
スタートアップ社員として現役で働く者の目線で今回は全部で5つご紹介します!
経営をする解像度が上がる
経営者と近い距離で働くため、社長や経営陣どのように考え、日々仕事をしているかを肌感覚で実感することができます。普通の会社員がいきなり起業したいとなってもイメージがわかないのではないでしょうか?そのような状態で起業してしまう人もいますが、それではあまりうまくいかなかったり、うまくいっても思っていたのと違う状態になってしまうことが多い気がします。
それは経営に対する経験値不足や解像度が低いからです。
スタートアップ社員として働くと社長の振る舞いを日々見ることができるため、経営とは何をやっているのかの解像度が高くなり、自分で起業する、経営するとなってもどのようにするのかイメージが湧くようになります。
人はイメージできると8割型は実現することができるので、将来的に起業したいがイメージがまだ湧かないという方にはぜひアーリー期のスタートアップで経験を積むのがおすすめです!
また、裁量が大きいので起業せずとも経営に関わる仕事ができたりします。そのため、起業したい方にとっては自分でリスクを負わずに先輩の肩を借りて実験させてもらえる環境と考えることもできます!
現場との距離が近く納得感ある仕事ができる
企業規模が大きくなるとチームや部署が分割され、仕事の細分化と組織の縦割り化が進行します。そうすると同じ社内でも別チーム・部署の人が取引先くらいの距離感になって、相手がどのような仕事をしているのか、何を求めているのかが分かりにくくなっていきます。
一方で成長途中のスタートアップでは同じ目標に向かいお互いの境界を決めずに仕事をすることになるため、お祭りのような一体感があり、みんなで作り上げてる感があります。
また、プロダクトや製品を作る人であっても顧客に直接ヒアリングに行ったり、逆に営業の人であっても仕様やデザインに直接関与したりと越境することが多々あり、自分の仕事が会社のサービスのどこに反映され、顧客の価値になり、社会に貢献できているという感覚も得やすいのがスタートアップの魅力です!
幅広く業務を経験できる
これは言わずもがなですが、通常業務外で多岐にわたる業務が発生し、大企業だと別部署の担当で関わりもしないような業務設計に携わり、他職種の仕事の解像度が上がります。
私は内勤職種なので本来社外に出る機会は多くないのですが、展示会への参加は学びが多かったです。例えば5人の会社で展示会に出店するとなるとほぼ全員で参加し、準備に臨むことになります。展示会に向けサービスを整えたり、出店、ブースの予約、運送手配、当日の設営など様々な下準備が必要で、その業務の解像度がグッと上がりました。
また、展示会の当日はユーザーの方と直接お話しする機会になるので、通常業務時に意識しないユーザーの視点や気持ちが具体的に想像できるようになったり、自分のサービスについて説明1日何十回と説明することになるので、改めてわかっていたこと、分からなかったことが明確になります。
平日結構自由に動ける
大きい会社になると中抜けするのに半休を使ったり、他の人に連絡したりする必要がありますが、スタートアップだと休日や深夜であっても連絡が来る可能性がある反面、比較的平日の日中に私用で席を外したりしやすく、フリーランスに近い働き方ができるのは魅力だと私は感じます。
それぞれが自律して働いている前提で成果を求められる分頑張る必要はあるものの、関係者が少ないため無駄なミーティングや打ち合わせなども少なく、自己コントロールしやすく、細かい日々の働き方みたいなところはとやかく言われない印象です。
私の場合だとその日一日でどこまでやるのかを決めてしまい、その範疇であれば日中中抜けしてその分夜に取り返すなどといった働き方をすることもよくあります。
そうすることで平日の昼だと美容室が安く利用できたり、銀行や役所、病院など平日でないと都合の悪い用事も効率的にこなせて、時間効率をよく生きれたりします。
大企業を出ても思ったほど能力は下がらない(むしろ上がる)
大企業にいるとそこから転職する場合にレールから外れる、実務能力(ハードスキル)が下がるなどと感じる人もいるかもしれません。私は最初そのように考えてました。大企業でないと得られない経験がありそこから抜けると戻れなくなるのではないかと。
実際に新卒しか雇わない大企業や出戻りができない企業も多々あります。ただ実際に転職を繰り返すうちにもと企業には戻れなくても同じような規模や雰囲気の企業に再就職するはできることと、大企業でしか身につかないハードスキルは限度があるということを学びました。
出戻りはできなくても似たような会社には戻れる
大企業からスタートアップや中小規模の会社に行くともう大企業には戻ってこれないのではないかと感じる人も多いかもしれませんが、私はそんなことないと思ってます。
元いた企業に戻れるかどうかは、その企業の社風次第ですが、企業側の立場からするとすでに経験が備わっており、教育コストの低い人材を獲得できるとなったら歓迎したいものです。
ましてや同じ業態のライバル企業で学び、スタートアップでの貴重な経験が掛け合わさっている人材であれば重宝されるはずです!
例えば、新卒で自動車メーカーのsuzukiに就職し、転職で自動車関係のsaasのスタートアップ企業にいき、その後TOYOTAのDX関連の部署に転職するようなイメージです。(これは現実的に可能なキャリア化知りませんが笑)
大企業で学べるハードスキルには限度がある
大企業では研修制度や周りに優秀な人材が揃っているため、整った環境で一定の正しい型を学ぶことができるでしょう。しかし、人間は同じ生き物なので、ハードスキルを極めて得られる成果というものは徐々に低減していきます。
1年目と3年目の社員は全然別ですが、3年目と5年目の社員はさほど変わらず、場面によっては3年目社員の方が有力なケースもあり、そんなイメージです。
また、スタートアップでできる成長とは?でも述べましたが、難易度の高い仕事をするにつれ多くの人を巻き込む必要が出てきてよりソフトスキルが重要視されてきます。
そしてこの段階においてはどのような知識をインプットするかよりも、いかにアウトプットをし、どのような実績を残してきたかの方が価値があったりします。
私見ですがそのため大企業で3年ほど経験やスキルを身につけ、スタートアップでアウトプット重視の仕事をするキャリアはバランスが良いと思います。
まとめ
本記事では現役で働くスタートアップ社員としてスタートアップで働くことの魅力について5つ紹介しました。
スタートアップで働くことと大企業で働くことはそれぞれ特徴が違い、得られるメリットも違うのでスタートアップへの転職を検討されている方やスタートアップについて知りたい方はぜひ参考にしていただければと思います!
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