前回スタートアップでできる成長とは?の記事でも紹介したソフトスキルについて本記事では紹介できればと思います。
スタートアップでは特にソフトスキルを伸ばす機会が多いと述べましたが、ソフトスキルを伸ばすことでどのようなメリットがあるのかを本記事では紹介していきます!
ハードスキルとソフトスキルについて
ハードスキルとソフトスキルの一般的な定義かはわかりませんが、私は以下のようなものだと考えてます。
- ハードスキル:実務の能力や特定の業務に対する経験値、知識のことで、一般的なスキルと呼ばれるもの
- ソフトスキル:信頼やコミュニケーションといった人間関係の側面で円滑に仕事を進められるスキル
ハードスキルを身につけるには座学やOJTで先輩に指導してもらいつつ、学ぶといったインプットベースで経験が積める環境に身を置くのが良いと私は考えております。
つまり、スタートアップなどの整っていない環境下よりも大企業で教育体制がしっかりした職場が成長には適切だと考えてます。
一方で、ソフトスキルはもちろん大企業でも身につきますが、スタートアップではより求められる機会が多く、アウトプットベースで仕事する環境でより磨かれていきます。
また、ハードスキルとソフトスキルはこちらの図でも示した通り、より難易度の高いミッションをクリアしようとすればするほど、ソフトスキルの比重が高くなります。
ソフトスキルが偏るデメリット
ではソフトスキルを身につけ、その会社でどんどん成長していけば良いのかというと、必ずしもそうでもないと私は思います。
特定の組織や企業においてソフトスキルを磨いていくと確かに難易度が高い仕事をどんどんできるようになっていきます。そうすることでもちろん年収も上がります。
一方でマネージャーになり、転職すると年収が下がるという事象が発生します。この原因はソフトスキルによるものです。なぜならソフトスキルは相手との関係性でもあるので、特定組織でソフトスキルが上がったからといって他の組織に移った時に再現性が取れるかというとそうではないからです。
そのため特定の組織でソフトスキルに頼った仕事をするとその組織に特化した人材になってしまい(市場価値が下がり)、どんどん転職しにくい身体になってしまうというのがデメリットです。
ソフトスキルとどう付き合っていけば良いのか?
ではどのようにスキルを伸ばしていくと良いでしょうか?
ハードスキルだけを追求すると?
ソフトスキルを伸ばす必要性が出てきたら、転職してハードスキルを伸ばせるような環境に身を移すという方法もあるかもしれません。
この方法だと、ハードスキルを深く掘って特定領域のスペシャリストになっていくのか、同じ深さのハードスキルを複数掘ることになり、器用貧乏のような人材になってしまうかのどちらかになるイメージです。
前者の方は向き不向きがあり、ソフトスキルが高い人はいずれそれを活かした仕事が振られ始めるので、そこで転職してしまっては後者の器用貧乏な人材になってしまい勿体無いかもしれないです。
ソフトスキルを伸ばしてその会社の特化人材として生きる
では会社に特化してソフトスキル伸ばす方向に振り、成果を出し続けるとどうでしょうか?
この選択肢はいわゆる出世ですね。その会社に骨を埋める覚悟があったり、その会社が自分の退職まである自信があったり、その会社で出世してやりたいことがある場合、その選択肢もありかもしれません。
一方自分がやりたいことをやったり、自己実現を目指すのであればこの選択肢は個人的にはあまりお勧めしないです。
なぜなら、会社員は常に会社都合で立場が変わってしまう可能性があり、自分の意思で維持し続けるのは難しいからです。
ましてや現在社会は移り変わりが激しいので特化人材になるのは世の中の変化についていけなくなるリスクがあります。
個人的なおすすめは?
(まだ私自信模索中ですが)現時点での最適解は、仕事をしていくにあたりどの業界で働き、どんな価値を届け続けるか、40代・50代でどんな仕事していたいといった自分なりの軸をきめ、そこに向けて必要なソフトスキルとハードスキルをバランスよく身につけていく!ですかね。。
ソフトスキルは人を動かし成果に結びつけていくものなので、大きな影響力を持とうとしたら必須のスキルにはなるのですが、特定の組織に限定せずに活かせるものが身につくのがベストです!
特定組織にしがみつなかないためにも自分はどこを目指しているのかを意識し、所属組織とWin-Winの関係性が継続できているかチェックしておくのが良いです。(どう頑張ってもWin-Winになれなくなった時が組織の移り目です)
一方ハードスキルも重要で日々変わっていくものであるため、キャッチアップを怠ると現場の仕事が見えなくなり、ソフトスキルの効きが気付かぬうちに劣化する可能性があります。
そのため、今持ち合わせてるソフトスキル・ハードスキルを活かし目の前の仕事を頑張りつつ、日々ハードスキルを磨く努力もし、時より自分の人生軸の見直しと所属組織との関係性の確認をするといった機会を設けるのがちょうど良いと現時点では考えてます!
まとめ
本記事ではハードスキル、ソフトスキルについての説明とソフトスキルの理想的な伸ばし方について紹介してみました!
より大きな成果や影響力を持つためにはソフトスキルを伸ばすことは必須ですが、その伸ばし方を誤ると特化人材になってしまうというデメリットもあるので、ぜひ今後のキャリアの参考にしていただければ幸いです!
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